王貞治氏が愛した銘菓ナボナの今!亀屋万年堂の伝統と革新を追う
亀屋万年堂の代名詞といえば、世界記録を持つホームラン王・王貞治氏を起用した伝説のテレビCMだ。「ナボナはお菓子のおう様です」というワンフレーズは、昭和から平成、そして現在に至るまで人々の記憶に刻まれている。
1963年に誕生したナボナは、当時の和菓子店としては異例の挑戦だった。イタリアのドーナツ菓子にインスピレーションを得て開発されたブッセ生地。そこにふんわりとしたクリームを挟み込むスタイルは、まさに和と洋の架け橋となる画期的な銘菓だった。当時、現役バリバリのスターだった王貞治氏の起用は大きな反響を呼び、瞬く間に全国へその名が浸透。今なお語り継がれるヒットの裏には、従来の枠組みを打ち破ろうとした職人たちの飽くなき探究心が存在した。