アルカリ電解水の自作は危険?塩水の罠と安全な代用スプレー完全ガイド
そもそも、なぜアルカリ性の水が頑固な油汚れを落とせるのでしょうか。その秘密は「pH濃度」と「ケン化作用(けんかさよう)」にあります。
キッチンの換気扇やガスコンロにこびりつく油汚れ、ドアノブの手垢などは、空気中の酸素と結びついて酸化した酸性の汚れです。これに対して、市販のアルカリ電解水はpH11.0〜13.0前後という極めて高い強アルカリ性を示します。
強アルカリ性の水溶液が油汚れ(脂肪酸)に接触すると、油が化学的に分解されて「グリセリン」と「脂肪酸塩(石鹸成分)」に変化します。これがいわゆるケン化作用です。汚れそのものが界面活性作用を持つ石鹸に変わるため、水だけでスルリと油汚れが浮き上がります。加えて、微細な水分子クラスターが汚れの隙間に素早く浸透し、マイナスの電気を帯びたイオン同士の反発力によって汚れを対象物から強力に剥離させます。