『故郷の空』歌詞全文と現代語訳!原曲の秘密から信号機の謎まで徹底解説
『故郷の空』の歌い出し解説として最も広く知られているのは、「夕空晴れて 秋風吹き」という1番のフレーズです。秋の澄んだ夕空の下、一人佇みながら遠く離れた実家の両親に思いを馳せる心情が、極めて格調高い雅語で綴られています。
学校教育などでは1番のみ、あるいは2番までが歌われるケースが多いものの、実際には4番まで歌詞が存在します。それぞれの歌詞全文と、その言葉に込められた意味を現代語訳で紐解いていきます。
【1番 歌詞と現代語訳】
夕空晴れて 秋風吹き
月影落ちて 鈴虫鳴く
思へば遠し 故郷の空
あゝ 我が父母 いかにおはす
(現代語訳:夕方の空は澄み渡り、心地よい秋風が吹き抜けている。月の光が地上を照らし、鈴虫の鳴き声が響く。思い返せば、生まれ育った故郷の空は遠く離れてしまった。ああ、私の父と母は今どうお過ごしだろうか。)
【2番 歌詞と現代語訳】
澄みゆく水に 秋萩散り
玉散る露に 蛍火消ゆ
思へば遠し 故郷の空
あゝ 我が父母 いかにおはす
(現代語訳:澄み切った小川の水面には秋萩の花が散り、玉のように光る夜露の中で蛍の光も消え去っていく。思い返せば遠い故郷の空よ。ああ、私の父と母は今どうお過ごしだろうか。)
【3番 歌詞と現代語訳】
飛び行く雁の 行くへは何処
落ち行く木の葉の 留まるは何処
思へば遠し 故郷の空
あゝ 我が父母 いかにおはす
(現代語訳:空を飛んでいく渡り鳥の雁はどこへ向かうのだろうか。舞い落ちる木の葉はどこへ行き着くのだろうか。思い返せば遠い故郷の空よ。ああ、私の父と母は今どうお過ごしだろうか。)
【4番 歌詞と現代語訳】
旅寝の夢に 故郷を見て
覚めては偲ぶ あの山この川
思へば遠し 故郷の空
あゝ 我が父母 いかにおはす
(現代語訳:旅先で眠る夢の中に懐かしい故郷が現れ、目が覚めてからはあの山やこの川の姿を恋しく思い出す。思い返せば遠い故郷の空よ。ああ、私の父と母は今どうお過ごしだろうか。)