Tbs元社長・井上弘の功績と生涯|楽天買収防衛劇と現在への遺産
Tbs元社長・井上弘の功績と生涯|楽天買収防衛劇と現在への遺産の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
井上弘氏の功績は、単なる買収防衛の成功にとどまりません。TBSグループを民放キー局屈指の財務優良企業へと変貌させた立役者としての側面は、ビジネス界で極めて高く評価されています。
その象徴が、本社周辺の大規模再開発プロジェクト「赤坂サカス(2008年グランドオープン)」の断行です。赤坂五丁目の旧社屋跡地を再開発し、地上39階建ての超高層複合ビル「赤坂Bizタワー」や「赤坂ACTシアター」を整備。放送事業の広告収入の浮沈に左右されない、年間数百億円規模の安定した不動産賃貸収入を生み出すビジネスモデルを確立しました。
当時、一部からは「テレビ局が不動産業に逃げた」と揶揄する声もありましたが、現在におけるネットフリックス等の台頭や民放広告費の構造的減少に直面するメディア業界において、この不動産基盤はTBSの強力な防波堤となっています。先見の明に基づいた事業ポートフォリオの多角化こそ、井上氏が遺した最大の経済的功績です。