縮毛矯正とカラーの順番はどっちが先?失敗防ぐ施術間隔と最新常識
忙しい現代人にとって「1日でストレートもカラーも同時に済ませたい」というニーズは根強く存在します。しかし、医薬部外品に指定されている一般的な縮毛矯正剤と酸化染毛剤(一般的なアルカリカラー)の同日施術は、薬機法(医薬部外品製造販売承認基準)によって原則禁止されています。
これは、アルカリ剤と過酸化水素が短時間に連続して毛髪や頭皮に作用することで生じる皮膚炎トラブルや、髪の主成分であるケラチンタンパク質の過度な流出を防ぐために国が定めた安全基準です。ただし、現場のサロンでは以下の特殊な条件下においてのみ「同時施術」が行われるケースがあります。
- 化粧品登録の薬剤を使用する場合:「コスメパーマ」「コスメストレート」と呼ばれる化粧品分類の還元剤や、塩基性カラー・酸性カラー(マニキュア)の組み合わせであれば法的には同日施術が可能です。
- 根元のリタッチ施術を分担する場合:根元の伸びた部分のみに縮毛矯正をかけ、毛先には極力負担の少ないトリートメントカラーを塗布する技術的アプローチです。
とはいえ、法的にクリアできる薬剤であっても、毛髪にかかる物理的・化学的ストレスがゼロになるわけではありません。現場のトップスタイリストの多くは「髪の体力を長持ちさせるためには、日を分けることが確実」と口を揃えます。