熊本トイレ事件の全貌と犯人の現在|防げなかった死角と法廷の真相

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事件が発生したのは、2011年3月3日午後7時過ぎのことでした。熊本トイレ事件の現場の場所となったのは、熊本市南区平成3丁目に位置する大型ショッピングセンター「サンリブくまなん」の1階フロアです。被害に遭った当時3歳の女児・清水心(ここ)ちゃんは、母親と兄とともに来店し、1階のゲームコーナー付近で買い物を終える家族を待っていました。

母親がわずか数分間目を離した隙に、心ちゃんの姿が見えなくなります。館内放送や店員の捜索でも発見できず、警察への通報が行われました。防犯カメラの映像を解析した結果、不審な男が心ちゃんに声をかけ、障害者用の多目的トイレへ誘導する様子が記録されていました。

男はトイレ個室内で心ちゃんの口を塞いで首を絞め、窒息死させました。その後、持参していた大型のリュックサックに遺体を詰め、何食わぬ顔で店舗を脱出。自転車の前カゴにリュックを載せ、現場から約700メートル離れた熊本市八王寺町の農業用排水路(用水路)まで運搬し、遺体を遺棄したのです。翌3月4日未明、防犯カメラに映っていた不審人物の特徴から、現場近くに住む当時20歳の大学生・山口芳寛が捜査線上に浮上し、死体遺棄容疑で緊急逮捕されました。

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