ガンダム名言「やらせはせんぞ」元ネタと真意!ドズル最期とパロディ解説
ファンの間でもしばしば議論になるのが、やらせはせんぞのセリフ全文におけるバージョンごとの違いです。制作陣の意図や媒体ごとの編集方針によって、TVシリーズ版と1982年公開の劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』では発声のタイミングや文言に明確な差異が存在します。
TV版第36話では、ドズルの感情が波状攻撃のように高まり、徐々に咆哮へと変わっていく過程が生々しく描写されています。
【TVアニメ版 第36話 セリフ全文】
「やらせはせん…やらせはせん…やらせはせんぞーッ!ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーッ!」
これに対し、劇場版ではセリフがよりシャープに整理され、ガンダムという存在に対する直接的な敵愾心と国家への誇りが強調された構成になっています。
【劇場版『めぐりあい宇宙編』 セリフ全文】
「やらせはせんぞ!貴様ごときモビルスーツに、ジオンの栄光をやらせはせん!やらせはせんぞーッ!」
この迫真の演技を吹き込んだドズル・ザビの声優は、重厚な低音ボイスで数々の名キャラクターを演じた故・郷里大輔氏(当時は長堀芳夫名義)です。当時の制作現場を知る関係者の証言によると、富野由悠季監督の熱血指導のもと、マイクが割れんばかりの絶叫テイクが幾度も重ねられ、声優生命を削るような熱量でアフレコが行われたと伝えられています。後年の『THE ORIGIN』では三宅健太氏が若きドズルを引き継ぎましたが、初代・郷里氏が残した凄絶なシャウトは、今なおドズル・ザビの名言として色褪せない輝きを放っています。