讃岐の味「まんばのけんちゃん」の由来とは?アク抜き法と黄金比レシピ

讃岐の味「まんばのけんちゃん」の由来とは?アク抜き法と黄金比レシピとはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

初めて耳にする人が思わず「人の名前?」と聞き返してしまう「まんばのけんちゃん」。この印象的な料理名は、主材料である野菜の呼び名と、調理技法を表す言葉が合体して生まれました。

まず「まんば」とは、香川県で広く栽培されている高菜の一種(三池高菜)を指します。冬場に外側の大きな葉から順に摘み取って収穫しても、中心から次々と新しい葉が伸びてくる生命力の強さから、「万の葉が絶え間なく育つ=万葉(まんば)」と呼ばれるようになったと伝えられています。

一方の「けんちゃん」は、細の目切りにした根菜や崩し豆腐をごま油で炒めて煮る精進料理の「けんちん(巻繊)」がルーツです。鎌倉の建長寺を発祥とする「けんちん汁」の流れを汲む調理法が讃岐地方に伝わり、親しみを込めて「けんちん」が「けんちゃん」へと方言変化しました。つまり「まんばのけんちゃん」とは、「まんばを使ったけんちん風の炒め煮」という意味を持っています。

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