謹呈の意味とは?進呈・恵贈との違いやお礼メールのマナーを徹底解説
ネット上のコミュニティやSNS(旧Twitter、Threads等)、知恵袋などのQ&Aサービスを定点観測すると、謹呈本を受け取ったビジネスパーソンや研究者の生々しい本音が浮き彫りになります。
「著名な先生からご謹呈いただいたが、専門外で内容が難解すぎて感想が書けない」「積読の山に埋もれてしまい、1か月放置してお礼のタイミングを完全に逸してしまった」という悲鳴にも似た投稿は毎月のように見受けられます。中には「『謹呈ありがとうございます』と返信してしまい、後から上司に間違いを指摘されて血の気が引いた」という苦い告白も目立ちます。
出版関係者への聞き取り調査によると、献本を送った著者の約7割以上が「届いたかどうかだけでも知りたい」と回答しています。内容の深い批評を求めているのではなく、単に「無事に届いたか」「目を通してもらえたか」という受領確認を待っている著者が大半を占めているのが実情です。
つまり、内容を最後まで完璧に読み込むまで御礼を先延ばしにすることこそが、最も避けるべき失礼にあたります。「受領直後の御礼」と「読了後の感想」を切り分けて対応するのが、多忙なビジネスパーソンが実践すべきスマートな処世術です。