静かな境内に響く怒声と失望。Snsで拡散する「御朱印」トラブルの凄惨な現場と、2026年の信仰のかたち
状況をさらに悪化させているのが、限定御朱印を巡る過剰なプレミアム化だ。季節限定、雨の日限定、切り絵や金箔を施した特別なデザイン——これらが登場するたび、境内には開門前から長蛇の列ができる。その中には、転売目的で並ぶ「転売ヤー」の姿も少なくない。
フリマアプリを開けば、数時間前に授与されたばかりの限定御朱印が、元の初穂料の十数倍という異常な価格で取引されている。純粋な信仰心や旅の思い出ではなく、金銭的な価値やSNSでの「いいね」を獲得するための道具として消費される現状に、多くの寺社が強い憤りを募らせている。