麻生太郎のコートはどこのブランド?マフィア風の着こなしと仕立ての真相
麻生氏のロングコートスタイルを語る上で欠かせないのが、頭元を飾る「ボルサリーノ(Borsalino)」のソフトハットです。1857年創業のイタリア屈指の老舗帽子ブランドであり、上質な毛足のフェルトを用いたハットは型崩れせず、かぶる者の品格を引き上げます。価格帯はスタンダードなモデルでも5万〜8万円、最高級のビーバーフェルト仕様であれば10万円を優に超えます。
注目すべきは、そのかぶり方です。麻生氏はハットを頭に対して水平にかぶるのではなく、わずかに目深にしつつ左右どちらかへ数度傾けて着用しています。この「アシンメトリー(左右非対称)の角度」こそが、クラシック紳士帽におけるもっとも粋な被り方とされており、麻生氏独特の斜に構えたダンディズムを完成させています。
さらに、襟元のマフラー・ストールの巻き方にも計算された技術が見られます。防寒重視で首元をぐるぐる巻きにするのではなく、上質なシルクカシミヤのストールを首から掛け、コートのラペル(下襟)の内側に美しく沿わせるように収めています。これにより、首元をすっきりと見せながら縦の直線ラインが強調され、膝下まであるロングコートを羽織っても背筋が伸びてスマートな印象を与える設計になっています。