キャンディーズ・スーちゃんの軌跡|田中好子さんが遺した愛と伝説

キャンディーズ・スーちゃんの軌跡|田中好子さんが遺した愛と伝説に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

私生活では1991年、女優の故・夏目雅子さんの実兄である実業家の小達一雄氏と結婚。公私ともに支え合う仲睦まじい夫婦生活を送っていました。しかし、1992年に左乳がんが発覚。以降、約19年間におよぶ長期の闘病生活を周囲にほとんど明かすことなく、毅然として女優活動を続けていました。

2011年4月21日、乳がんの再発・転移により55歳の若さでこの世を去りました。同月25日に営まれた告別式において、日本中を驚かせ、涙させたのが会場に流された田中好子さんの肉声テープでした。亡くなるわずか3週間前、病床で自らの声で吹き込まれた遺言メッセージです。

【田中好子さんの肉声テープ(遺言全文)】

「こんにちは、田中好子です。きょうは、3月29日。東日本大震災から、半月がたちました。被災された皆様のことを思うと、心が破裂するように痛く、ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。

私も一生懸命、病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。でも、そのときは、必ず天国で、被災された方々のお役に立ちたいと思います。それが私の務めだと思っています。

きょうお集まりいただいた皆様、そして、これまで支えてくださったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間、お世話になりました。幸せな、幸せな人生でした。特に、蘭さん、美樹さん、ありがとう。2人が大好きでした。

映画にもっと出たかった。テレビでもっと芝居がしたかった。もっともっと、皆さんの役に立ちたかった。でも、もう行かなければなりません。どうぞ皆様、いつまでも笑顔で、お元気でいてください。本当に、ありがとうございました」

自らの過酷な病状に直面しながらも、東日本大震災の被災者を思いやり、感謝と女優としての情熱を語ったこのメッセージは、参列した伊藤蘭さん、藤村美樹さんをはじめ、日本中のファンと関係者の涙を誘いました。

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