カロナールとロキソニン併用は危険?医師が教える正しい飲み方と時間間隔
カロナールとロキソニン併用は危険?医師が教える正しい飲み方と時間間隔の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
「一刻も早く痛みを止めたい」という一心から、カロナールとロキソニンを同時に口へ放り込む行為は極めて危険です。都内の総合病院に勤務する救急科専門医は次のように警鐘を鳴らします。「アセトアミノフェン(カロナール)とロキソプロフェン(ロキソニン)は別系統の薬剤ですが、同時に服用すると急性腎障害や重篤な胃潰瘍、肝障害の引き金になり得ます。医療現場で意図的に併用処方されるケースは、難治性の疼痛管理など厳格なモニタリング下に限られます」。
多くの生活者が陥りがちなのが、「ドラッグストアで買える市販薬だから多少の無理は利く」という思い込みです。実際には、市販のロキソニンSシリーズと医療用ロキソニン錠は同一成分(ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg・無水物として60mg)であり、処方薬と同等の薬理作用を持ちます。これにカロナール(アセトアミノフェン)を安易に重ねると、体内の解毒を司る肝臓の代謝酵素および排泄を担う腎血流に急激な過負荷がかかり、解毒が追いつかなくなる事態を招きます。
特に危険なのが脱水状態での同時服用です。発熱による発汗で体内水分が減少している局面でNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)であるロキソニンとカロナールを同時に摂取すると、腎虚血が急速に進行し、予期せぬ機能不全を起こすケースが臨床報告されています。