すべり症ストレッチ動画で悪化する人が続出!プロが教える本当に効く3つの正しい方法
すべり症の治療において最も致命的な誤解は、すべてのすべり症を同一視してしまう点にあります。医学的に分類される「腰椎変性すべり症」と「腰椎分離すべり症」は、発症プロセスも力学的負荷の逃がし方も全く異なる疾患です。
腰椎分離すべり症の治し方と真相を探ると、その多くは成長期の過度なスポーツ活動による椎弓の疲労骨折がベースにあります。骨の連続性が途切れたまま成人期を迎え、支持力を失った椎体が前方に滑り出していく病態です。これに対し「腰椎変性すべり症」は、中高年以降の女性に好発し、椎間板の水分低下や黄色靭帯の肥厚など、加齢性の変性変化によって生じます。
日本脊椎脊髄病学会などが共有する腰椎すべり症保存療法の最新動向では、むやみな安静や牽引療法一辺倒の時代は完全に終わりを告げました。現在推奨されているのは、炎症期の的確な薬物療法(プレガバリン等の神経障害性疼痛治療薬やNSAIDs)と並行し、骨盤の傾斜を制御する深層筋(インナーマッスル)を再教育する精密な運動療法です。症状のステージを無視したセルフケアは、保存療法の成功率を著しく低下させます。