レースクイーンとは?仕事内容から給料・名称変更の真相まで徹底解剖
近年、ネットやSNSを中心に「レースクイーンはジェンダー問題で全廃されるのではないか」という噂が幾度となく拡散されました。この噂の引き金となったのは、2018年に世界最高峰レース「F1(フォーミュラ1)」がグリッドガールを全面的に廃止した決定です。欧米では「女性を装飾物のように扱う役割は現代の社会的価値観にそぐわない」という批判が強まり、WEC(世界耐久選手権)などでも同様の動きが広がりました。
しかし、日本国内のモータースポーツ界が選んだ道は「全廃」ではなく「役割の現代的アップデート」でした。
国内最大の観客動員数を誇るSUPER GTを統括するGTアソシエイション(GTA)は、2024年シーズンより長年親しまれた「レースクイーン」の呼称を「レースアンバサダー(Race Ambassador)」へと正式に変更しました。この決定の背景には、単なる言葉の言い換えにとどまらない明確な意図があります。
性別に関わらず活躍できる門戸を開くとともに、「ただサーキットで美しく立つ存在」から「チームやモータースポーツの魅力を多角的に広報・宣伝するアンバサダー(親善大使・広報大使)」へと明確に位置づけを再定義したのです。実際に現場では、マシンの技術的特徴やレース展開を的確に解説するSNSリポート動画がファンから高く評価されるなど、広報担当者としてのプレゼンスが飛躍的に高まっています。