クリープハイプ『True Love』深層解剖!尾崎世界観の真意
この楽曲を語る上で欠かすことができないのが、ベーシスト長谷川カオナシをはじめとするバンドメンバーによるアンサンブルの圧倒的な完成度だ。尾崎の歌声と歌詞がフロントで強烈な光を放つ一方で、その背景を支えるボトムの分厚さが楽曲に奥行きを与えている。
長谷川カオナシが奏でるうねるようなベースラインは、静けさと激しさが同居する楽曲の感情曲線を完璧にトレースしている。ギターの鋭角なカッティングと力強いドラムワークが絡み合い、バンドとしての密度の高さを実感させる。ただの伴奏ではなく、4人の音がそれぞれ意思を持ってぶつかり合っているからこそ、この濃密な世界観が成立しているのだ。