東武動物公園レジーナ復活の真相!旧型との違いと怖さ・揺れを徹底解剖
2000年3月18日、東武動物公園に国内5番目の木製コースターとして産声を上げた初代「レジーナ」。イタリア語で「女王」を意味するその名の通り、優雅にうねる白亜の木組み構造と、全長1,334mにおよぶダイナミックなコースレイアウトは、オープン直後から関東屈指の名機として君臨しました。水上にそびえ立つ木製コースターという世界初の試みは、国内外のコースターファンから絶大な支持を集めたのです。
転機が訪れたのは、開業から約19年が経過した2019年8月31日のことでした。公式発表によって突如告げられた「営業終了」の報は、多くのファンに大きな衝撃を与えました。当時、一部のネットコミュニティやSNSでは「重大な事故が起きたのではないか」「構造上の致命的な欠陥が見つかったのでは」といった根拠のない噂が一人歩きしました。しかし、関係者への取材や当時の公式発表資料が示す事実はまったく異なります。
終了の真の理由は、車両の経年劣化に伴う維持管理コストの増大と、将来を見据えた安全基準の再構築でした。木製コースターは鉄骨製と異なり、木材特有のしなりによって荷重を分散させる構造を持っています。さらに池の上に建設されているレジーナは、湿気や気候変動の影響をダイレクトに受ける過酷な環境にありました。日々の綿密な点検を続けていたものの、運行開始から20年近くが経過し、車両全体の抜本的な更新や大規模な木組みの補修が必要不可欠な段階に達していたのです。
当時の運営サイドは、安全性を最優先に考慮し、一度その歴史に幕を下ろす苦渋の決断を下しました。しかし、営業終了後にパークへ寄せられた数多くの復活を望む声や、コロナ禍を経て「屋外で本物のスリルと開放感を味わえる体験」の価値が再評価されたことを受け、経営陣は巨額の投資を伴う再生プロジェクトへと舵を切りました。こうして2022年冬に再始動が電撃発表され、4年間の沈黙を破って2023年3月に「水上木製コースターレジーナⅡ(ドゥーエ)」としての奇跡的な復活が実現したのです。