豊臣秀吉の身長は本当に140Cm台?甲冑測定と新史料が暴く衝撃の真相
同時代を生きた人間が、フィルターを通さずに直接目撃した秀吉の姿はどのようなものだったのか。その貴重な肉声を残したのが、イエズス会の宣教師ルイス・フロイスです。
フロイスが著した大著『日本史』において、秀吉は次のように極めて容赦なく、かつ観察眼鋭く描写されています。
「彼は小柄で、醜悪な容貌を持ち、片手に6本の指があった。目は飛び出ており、あごひげは薄く、常に落ち着きなく身体を動かしていた」
このルイス・フロイスの秀吉容姿記録は、キリスト教宣教を巡る政治的軋轢があったとはいえ、対面取材を幾度も重ねた外国人の忌憚のない視点として極めて信頼性が高いと評価されています。「小柄」と表現されているものの、決して奇形的な小人症として記述されているわけではありません。
さらに注目すべきは、豊臣秀吉の六本指と身体的特徴に関する記述です。フロイスだけでなく、前田利家の一族が書き残した『国祖遺礼』の中にも、「秀吉公は右の手の親指が2本あり、信長公からは六ツめと揶揄されていた」という驚くべき記録が存在します。秀吉は若い頃、余分な指を切断することなくそのままにしていたと伝えられ、刀の柄を握る際にも何ら不都合を感じていなかったとされます。
妙心寺に所蔵されている晩年の肖像画(秀吉の肖像画と実際の姿)を見ると、痩身で深い皺を刻みながらも、眼光だけは異様な鋭さを放っている様子が克明に描かれています。美化された公式画ですら隠しきれなかった「細身・小柄・鋭利な眼差し」という造形こそが、現場で秀吉と対峙した諸大名や側近たちを震え上がらせたリアルな姿でした。