なぜその日?人気キャラの誕生日一覧と設定に隠された衝撃の真相【完全版】
設定資料集やファンブック、作者インタビューの記録を紐解くと、日付の決定理由は大きく4つの系統に分類できます。
第一に挙げられるのが「語呂合わせと読者投稿の採用」です。『ONE PIECE』の単行本質問コーナー「SBS」において、読者が「ゾロの誕生日は11月11日(ゾロ目)でどうですか?」と送り、作者の尾田栄一郎氏が「よし、決定!」と公認していったプロセスはファンの間で語り草となっています。サンジ(3月2日)やナミ(7月3日)など、初期の一味の多くが読者との軽妙なキャッチボールから誕生しました。
第二に「歴史的事実や元ネタへの敬意」です。実在の文豪をモデルにした『文豪ストレイドッグス』の太宰治は、史実の太宰が遺体で発見された「桜桃忌」の6月19日に設定されています。また『進撃の巨人』の調査兵団兵士長リヴァイの誕生日は12月25日。キリスト生誕の日に重ね合わされたこの日付について、原作者の諫山創氏は各種インタビュー等で「人類の希望」としての象徴性を込めた趣旨を明かしています。
第三に「誕生花や占星術に基づく逆算」です。キャラクターの性格、運命、あるいは待ち受ける悲劇的な結末を暗示させるため、花言葉から逆算して日付を割り当てる手法は、少女マンガやダークファンタジーで頻繁に用いられます。特定の花が持つ「復讐」「はかない美」といった花言葉が、ストーリーの進行とともに鮮烈な伏線として回収される仕掛けは、考察を好むファンを惹きつけて離しません。