立命館大学食マネジメント学部はやばい?就職先や評判の真相を検証
検索エンジンで学部の名前を入力すると、サジェストに表示される「就職できない」という不吉なフレーズ。この噂が広まった背景には、2018年の開設当初に「食を冠した学部で一体どのような企業へ行けるのか」という前例のなさに起因する不安がありました。一部のネット掲示板やSNSでは「文理のどちらつかずで専門性が薄い」「調理学校のような扱いを受けるのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交った経緯があります。
しかし、公表されている進路データやキャリアセンターの報告を精査すると、現実は全く逆の様相を呈しています。卒業生の進路決定率は毎年約96%〜98%と高水準を維持しており、立命館大学全体の高い就職力と遜色ありません。
注目すべきは、志望者から最も関心を集める「食品メーカーへの就職実績」です。公式データや採用実績によると、以下のような業界を代表する大手企業への内定が確認されています。
- 食品・飲料メーカー:味の素、明治、カゴメ、アサヒ飲料、サントリーグループ、日清食品、山崎製パン、伊藤ハム、ハウス食品など
- 流通・外食・商社:三菱食品、日本アクセス、オイシックス・ラ・大地、スターバックスコーポレーション、ニチレイフーズなど
- 一般企業・インフラ:楽天グループ、ソフトバンク、関西みらい銀行、ニトリ、日本郵便、各種地方自治体(公務員)など
食品メーカーの研究開発職は農学系・バイオ系の大学院修了者が多くを占める傾向にありますが、食マネジメント学部の卒業生は「商品企画」「マーケティング」「営業統括」「購買・SCM(サプライチェーンマネジメント)」といった文理融合ならではのポストで強みを発揮しています。食産業のサプライチェーン全体を鳥瞰できる知見は、従来の経済学部や農学部単体ではカバーしきれなかった領域であり、採用現場の人事担当者からも「事業構造を理解して入社してくるため即戦力に近い」と高い評価を得ています。