なぜ金まで溶かす?王水の作り方と危険すぎる黄金比3対1の真実を徹底解説
なぜ金まで溶かす?王水の作り方と危険すぎる黄金比3対1の真実を徹底解説に関する詳細情報を丁寧にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
王水を調製する際の絶対原則は、濃塩酸(約37%)と濃硝酸(約68%)を「体積比 3:1」の割合で混合することです。例えば、濃硝酸100mLに対して濃塩酸300mLをゆっくりと撹拌しながら加えることで、約400mLの王水が生成されます。
なぜ「3対1」という比率が王水の黄金比と呼ばれるのでしょうか。その理由は、混合によって引き起こされる以下の化学平衡反応にあります。
$$ \text{HNO}_3 + 3\text{HCl} \rightleftharpoons \text{NOCl} + \text{Cl}_2 + 2\text{H}_2\text{O} $$
濃硝酸1分子に対して濃塩酸3分子が反応することで、塩化ニトロシル(NOCl)、塩素ガス(Cl₂)、そして水が生成されます。無色透明だった2つの強酸が混ざり合った瞬間、液体は急速に黄色から鮮やかな橙赤色(オレンジがかった赤色)へと変色し、特有の刺激臭を放つ煙(フューム)が立ち上ります。
この調合過程では濃塩酸と濃硝酸の混合に伴う発熱が起きるため、急激に混ぜ合わせると液温が急上昇し、沸騰や突沸による飛散事故を引き起こすリスクがあります。必ず耐熱性の高いホウケイ酸ガラス容器を用い、発熱を逃がしながら慎重に調製しなければなりません。