洛星高校の進学実績に異変?京大・医学部合格率と洛南比較の真実
京都の高校受験・中学受験を語る上で、永遠のライバルとして対比されるのが洛南高校です。一部の進学情報誌やネット上では「洛南の一強、洛星の失速」という単純化された見出しが躍ることがありますが、両校の構造を解剖するとその本質が見えてきます。
洛南高校は高校からの大規模募集を行い、共学化と複線的なコース制(空パラダイム・海パラダイムなど)を導入したことで、1学年の定員は400名を超えます。女子の最上位層を京都・滋賀・大阪から広範に集めるシステムを確立した洛南は、当然ながら合格実績の絶対数において巨大な数字を叩き出します。一方の洛星は、男子のみのカトリック校という伝統を守り抜き、コース分けで生徒を分断することなく、全員が一律のカリキュラムで切磋琢磨するスタイルを堅持しています。
このように、洛星高校と洛南の比較を試みる際、数字の絶対数だけを見て「洛星が劣勢」と結論づけるのは早計です。男子限定の200名少々のコミュニティから毎年これだけの難関突破者を輩出している事実は、むしろ教育効率の極めて高い証拠といえます。