麻原彰晃の死去と死刑執行の全真相|最期の様子と遺骨問題の現在にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
1995年3月20日、首都東京の朝の通勤ラッシュを狙った地下鉄サリン事件は、死者14名、負傷者6,000名以上という未曾有の惨劇をもたらしました。教団はこれ以前にも坂本堤弁護士一家殺害事件(1989年)や松本サリン事件(1994年)など、組織防衛と国家転覆を企図した狂気の凶行を重ねており、起訴された一連の事件による犠牲者は29名にのぼります。
2018年7月、法務省は教団幹部ら死刑囚13名に対する刑の執行に踏み切りました。共犯者同士を別々の施設へ分散移送した上での2段階執行という、戦後刑事司法において極めて異例の措置が取られました。
執行時期・対象者主な関与事件・教団での役職執行場所最期の動向・記録2018年7月6日執行
松本智津夫(麻原彰晃)一連の事件の首謀者・元教祖東京拘置所謝罪なく執行。遺骨の引取先として「四女」を指名したとされる。2018年7月6日執行
井上嘉浩、早川紀代秀、中川智正、土谷正実、遠藤誠一、新実智光サリン生成、現場指揮、武装化推進などの実行・中枢幹部6名大阪、福岡、広島、名古屋など分散収容先多くの幹部が手記や公判で教祖への盲従を後悔・反省の弁を述べて刑台へ。2018年7月26日執行
林(小池)泰男、岡﨑一明、横山真人、端本一晃、豊田亨、杉本繁徳地下鉄サリン実行犯、「殺人マシン」と称された実行役幹部ら残る6名東京、仙台、名古屋など各拘置所同月内で計13名全員の死刑執行が完了。オウム裁判の物理的終結を迎えた。
オウム幹部の一斉死刑執行は、一連のオウム事件における刑事手続きの完結を意味した一方で、松本元死刑囚が法廷で真相を語らぬまま逝去したことにより、なぜ多くの高学歴な若者たちが凶行に走ったのかという根本的な動機の解明に未完の悔根を残すこととなりました。
山田 真由
自動車・モビリティライター
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