マダニに刺された跡の画像と症例解説!危険な感染症のサインとは
マダニが媒介する病気はSFTSだけではない。「日本紅斑熱」や「ライム病」といった細菌性感染症も大きな脅威だ。
日本紅斑熱では、マダニに刺された後2〜8日の潜伏期を経て、突然の高熱とともに全身(手のひらや足の裏を含む)に細かい赤い斑点が多数出現する。また、刺し傷の跡が黒くかさぶた状になる「刺咬痕」がほぼ全例で見られるのが特徴だ。
一方、ライム病では刺された部位を中心に環状(ドーナツ状)に赤みが広がる「遊走性紅斑」が特徴的なサインとなる。放置すると病原体が全身にめぐり、関節炎や心筋炎、顔面神経麻痺などを引き起こす恐れがある。輪っか状に広がる奇妙な赤みを見つけた際は、一刻も早い治療介入が求められる。