なぜスマホの月撮影は白飛びする?クレーターまで鮮明に写すプロの設定術
スマホの月撮影を語る上で避けて通れないのが、Galaxyの「100倍スペースズーム」をはじめとする超高倍率撮影における「AI月面テクスチャ合成論争」です。
海外掲示板Redditの検証を皮切りに国内の5chやX(旧Twitter)でも、「月に向けてズームすると、カメラが月だと認識した瞬間にクレーターのテクスチャをAIが貼り付けているのではないか」という疑惑が広く拡散されました。これに対しメーカー側は、月と認識した際に「シーン最適化AI」と「ディテール向上エンジン(超解像技術)」を多重処理している事実を公式に説明しています。
実態としては、完全なフェイク画像を上書きしているわけではなく、「低解像度の実写データ」と「AIの深層学習モデルが持つ月面特徴量」を高度にブレンド処理し、光学限界を超えたディテールを生成しています。これを「写真としての純粋性に欠ける」と捉えるか、「誰でも手持ちで天体望遠鏡並みの月が撮れる革命的コンピュテーショナルフォトグラフィ」と歓迎するかは、ユーザーの間でも評価が二分されています。
純粋な光学データのみで記録したい場合は、カメラ設定から「シーン最適化」や「インテリジェント機能」をオフにするか、前述のプロモードでRAW撮影を行うことで、AI補正を介さない生の光学描写を得ることが可能です。