【助産師直伝】新生児のゲップが出ない?簡単に出せる姿勢とコツを徹底解説

【助産師直伝】新生児のゲップが出ない?簡単に出せる姿勢とコツを徹底解説について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

SNSや育児コミュニティの投稿を調査すると、「大きな音でゲップが出ないと成功ではない」「ゲップが出ないのは自分の抱き方が下手だからだ」と思い込み、強いストレスを感じている保護者の声が多く見られます。しかし、現場の医療者視点から見ると、ネット上にはいくつかの見落とされがちな盲点が存在します。

1つ目の盲点は、「ゲップの音の大きさ」です。大人のような「ゲフッ」という明確な音が鳴らなくても、赤ちゃんが「スッ」と小さく息を吐いたり、「コクン」と微小な音を立てて空気を逃がしているケースは日常茶飯事です。また、胃から上がらなかった空気はそのまま腸へと送られ、しばらくしておならとして排出されます。授乳後に赤ちゃんが苦しそうに手足をバタつかせたり、顔を真っ赤にしてうなったりしていなければ、音が聞こえなくても問題はありません。

2つ目は、「授乳方法による空気混入量の差」です。完全母乳育児で深くしっかり乳輪までくわえられている(深吸着)場合、ボトル授乳に比べて吸入する空気の量は極めて少量で済みます。そのため、母乳の赤ちゃんは最初からゲップが出ないことも珍しくありません。一方、哺乳瓶授乳では乳首のサイズが合っていなかったり、傾きが足りずに乳首内に空気が入っていると大量の空気を飲み込みます。「毎回出ない」と悩む前に、授乳環境そのものを見直すことも重要です。

3つ目は、「授乳後のしゃっくり」です。授乳直後に激しくしゃっくりが始まると「ゲップが出なくて苦しいのでは」と慌てがちですが、赤ちゃんの横隔膜は非常に敏感で、胃がミルクで膨らんで横隔膜を刺激するだけで自然としゃっくりが誘発されます。しゃっくり自体は無害な生理現象であり、数分から十数分で自然に治まります。無理にゲップを出させようと激しく揺さぶる必要はありません。

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