米津玄師は韓国語が話せる?現地熱狂の理由とソウル公演Mcの真相
韓国における米津玄師ブームを語る上で欠かせないのが、BTSのメインボーカルであるジョングクによる『Lemon』の歌唱エピソードです。
ジョングクがライブ配信プラットフォーム(V LIVE / Weverse等)やファンミーティングにおいて、アカペラやカラオケ形式で『Lemon』を歌い上げたシーンは、瞬く間に世界中のSNSを駆け巡りました。ジョングクの卓越したボーカルコントロールと楽曲の哀愁が見事に融合したそのカバーは、ARMY(BTSファン)のみならず一般の音楽ファンをも魅了し、韓国国内の音源プラットフォームで米津玄師のオリジナル版が再浮上する現象を引き起こしました。
さらに、宮﨑駿監督のアカデミー賞受賞作『君たちはどう生きるか』の主題歌『地球儀』が公開された際、韓国の配給会社および米津サイドは、公式プロモーションにおいて綿密な韓国語歌詞翻訳を提供しました。この翻訳は、直訳的な言葉の置き換えではなく、日本語が持つ情緒や行間のニュアンスを韓国語の詩的表現へと見事に昇華させたものでした。
現地の文芸批評家や音楽レビュアーからは、「米津の詞は韓国の伝統的情緒である『恨(ハン)』や、現代の若者が抱える内省的な孤独感と深く共振している」という分析がなされ、単なるポップスターの枠組みを超えた「現代の詩人」としての認知が強固になりました。