魔探偵ロキの異才・木下桜が放つ真実と世界へ広がる伝奇の軌跡
キャリアを語る上で決して外せないもう一つの柱が、東山和子とのタッグによって生み出された『tactics』である。民俗学的なアプローチと妖怪退治のサスペンスが同居する同作は、日本ならではの繊細な伝奇ミステリーとして根強い人気を獲得した。
二人のクリエイターによる共同作業が生み出した化学反応は凄まじかった。作画とストーリー構成の絶妙な連携が生み出すテンポ感は、当時のファンに強い衝撃を与えた。最強の妖怪「鬼喰い」を従えた民俗学者・一ノ宮勘九郎を軸に広がる妖しくも切ない怪異譚は、今なお色褪せない魅力を放っている。