モリンガファームさんご園芸が明かす無農薬栽培の裏側と栄養の奇跡
しかし、亜熱帯気候における無農薬栽培は決して平坦な道のりではない。害虫の発生や雑草の旺盛な繁殖、台風の脅威といった過酷な自然環境と向き合う必要があったからだ。関係者の証言によれば、初期段階では収穫量の過半を虫害で失うほどの困難に直面したという。
こうした課題を乗り越えるため発足したのが「モリンガ無農薬育成プロジェクト」である。農薬に一切頼らず、植物本来の自己防衛力を引き出す生態系循環型の栽培技法を確立。農林水産省が推進する環境負荷低減型農業の指針とも合致したこの試みは、有機農業を志す全国の農家にとっても極めて示唆に富む実践事例となっている。