モロッコインゲン栽培で実がつかない本当の原因とプロが教える大量収穫術
話題沸騰中の モロッコインゲン栽培で実がつかない本当の原因とプロが教える大量収穫術について、詳しいまとめを整理して公開しています。
旺盛につるを伸ばすモロッコインゲンを整然と育て上げ、サヤの肥大を促すには、適切な仕立てと肥培管理が欠かせません。
まずは支柱の立て方です。つるあり種の場合、本葉が3〜4枚展開してつるが伸び始めたら速やかに設置します。市民農園や畑では、畝の両側から2本の支柱を交差させて頭部を横棒で固定する「合掌式(クロス式)支柱」が最も耐風性に優れています。プランター栽培では、3〜4本の支柱をリング状の部材で結束する「あんどん仕立て」や、フェンス・壁面を利用した園芸ネット仕立てが空間を有効活用する上で極めて合理的です。つるは反時計回りに巻き付く性質があるため、初期段階で誘引紐を使い優しく誘導してあげると、その後の自走がスムーズになります。
続いて重要なのが追肥のタイミングと肥料設計です。植え付け時に与えた元肥が切れる「開花が始まったタイミング」で第1回目の追肥を実施します。ここで窒素分の多い肥料を投与するとつるボケを誘発するため、リン酸・カリウムが強化された化成肥料(N-P-K=6-10-8など)を一握り(約20〜30g)株元から少し離れた位置に施します。さらに最初のサヤが肥大し始めた頃に第2回目の追肥を行い、以降は収穫が続く間、2〜3週間に1回の頻度で少量ずつ施用を継続することで、株のスタミナ切れ(成り疲れ)を完全に防止できます。
最後に、収穫効率を跳ね上げるテクニックが摘心のやり方です。主枝の先端がつるあり支柱の最上部(約1.8〜2m)に到達した段階で、生長点の先端をハサミでカットします。主枝の伸長を止めることで、栄養が下部から発生する側枝(子づる・孫づる)へと分散され、手の届きやすい位置に次々と花房が形成されます。結果としてサヤの密集度が上がり、収穫作業の負担軽減と全体の収量アップを同時に達成できます。