もう一度お願いしますの英語|Pardonは失礼?ビジネス・電話術
リモートワークや国際分業が定着した現代において、最も聞き取り難易度が高いのが電話やオンライン会議ツールを介したコミュニケーションです。表情や口元の動きが見えない、あるいは音声の遅延やパケットロスが介在する環境では、独自の戦術が求められます。
回線の不具合をスマートな盾にするテクニック
オンライン会議で相手の話が聞き取れなかった際、最も摩擦を生まずに会話を止められるのが「通信状況のせいにする」テクニックです。相手の英語力や自らの語学力とは無関係な技術的問題へと帰責させるため、場の空気を冷え込ませる心配がありません。
「Sorry, the audio cut out for a second. Could you say that last part again?」
(すみません、一瞬音声が途切れてしまいました。最後の部分をもう一度言っていただけますか?)
「You're breaking up a little bit. Would you mind repeating what you just said?」
(少しお声が途切れて届いております。いま仰ったことを繰り返していただけますか?)
この表現は、発話の全体ではなく「直近の数秒間(that last part)」に絞って聞き直す点がスマートです。相手も全文を言い直す労力を省くことができ、テンポを損なわずにミーティングを進行できます。
ビジネスメール・チャットで丁寧に聞き直す場合
テキストコミュニケーションであっても、指示が曖昧だったり英語の解釈に不安が残る場面は日常茶飯事です。後から認識の食い違いで手戻りが発生するリスクを防ぐため、文書上でも明確に聞き直す勇気が欠かせません。
メールでは以下のような言い回しが定番として多用されます。
「To make sure we are on the same page, could you please clarify your requirements regarding...?」
(認識の齟齬がないか確認させていただきたく、〜に関するご要件を明確にしていただけますでしょうか?)
「on the same page(共通認識を持つ)」というビジネス頻出成句を添えることで、自己防衛ではなくプロジェクトの完遂を目的としたプロの問い直しとして機能します。