納沙布岬の真実|北方領土の肉眼視界から閉鎖タワーの現在まで徹底解剖
納沙布岬は、近代日本の海洋史においても極めて重要な舞台です。岬の先端に佇む「納沙布岬灯台」は、1872年(明治5年)に「日本の灯台の父」と称される英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンによって設計・点灯された北海道最古の洋式灯台です。現在のコンクリート造の灯台は1930年に改築されたものですが、150年以上にわたり北方航路の安全を守り続けてきた歴史の重みを感じさせます。
灯台周辺には、北方領土返還を祈念して建設された巨大なモニュメント「四島(しま)のかけ橋」が整備され、その下では返還の願いを込めた「祈りの火」が灯り続けています。荒涼とした草地と荒波、そして祈りのモニュメントが織りなす景観は、本土の他の岬にはない独特の緊張感と静謐さを漂わせています。
また、旅の記念として外せないのが「本土最東端到達証明書」の取得です。納沙布岬の観光案内所や周辺の飲食店、根室駅前の観光インフォメーションセンターなどで発行(1枚200〜300円程度、一部記念品付き)されており、日付入りの公式な証明書として旅の思い出を刻むことができます。