なぜ閉店?ラウンドワン京都河原町店の真相と跡地の現在を徹底解説
ラウンドワン京都河原町店は、三条通りと四条通りを繋ぐ一等地・山崎町にそびえ立ち、地下から上層階まで多彩なエンターテインメントを詰め込んだ都市型タワー店舗でした。当時の支配人・松本慎也氏が「四条・河原町通りの中心にある京都河原町店は地域最大級のアミューズメントスポット」と誇らしげに語っていた通り、大型スクリーンを配した大迫力のボウリングフロアをはじめ、最新機種を揃えたカラオケ、クレーンゲーム、メダル・カードゲームコーナーまで完備され、昼夜を問わず若者たちの熱気であふれかえっていました。
定点観測データでも、土曜日・日曜日の14時から19時にかけては飛び込みの待ち時間が1時間から2時間超に達することが常態化していました。それほどの高稼働を維持していたにもかかわらず営業終了に至った主因は、長期賃貸借契約の満了と、運営企業による全国規模のポートフォリオ再編です。当時、ラウンドワン本社は老朽化した都市型小規模テナントの統廃合を進め、郊外型の大型スタジアム店舗へ投資を集中させる戦略へ舵を切っていました。契約更新に伴う賃料コストや耐震・換気改修の設備投資費用が、将来の収益見通しと折り合わなかったことが決定打となりました。
さらに、当時の京都都心部を直撃した学生のリモート授業化や深夜営業の自粛、インバウンド蒸発が重なり、繁華街の固定費負担が経営を圧迫しました。公式発表資料において表面上は「契約期間の満了」と簡潔に処理された背景には、都心部超一等地における高額賃料と、激変するレジャー需要へのシビアな損益計算が存在していたのです。