なぜ高騰?LlbeanのA-2を徹底解説!年代判別タグと失敗しないサイズ選び
古着市場において、なぜミリタリーの実物ではなくLLBean A-2 レザージャケットがこれほどまでに支持されているのか。その背景には、軍用オリジナルにはない「日常着としての徹底的な完成度の高さ」があります。
米軍実物のA-2ジャケットは、狭い戦闘機のコクピット内で着用することを前提に作られており、革が硬く、着丈が極端に短く、アームホールがタイトな設計になっています。一方、エルエルビーンが手がけた民間向けA-2は、肉厚ながらもしなやかで柔らかいレザーを採用。さらに、軍用実物には備わっていない「サイドエントリーのハンドウォーマーポケット」をフラップポケットの脇に増設するなど、フィールドテストを重ねたアウトドアブランドならではの機能的なアップデートが施されています。
都内のヴィンテージショップバイヤーは、店頭での熱気を次のように明かしています。
「実物のヴィンテージA-2は数十万円クラスに達する上、硬化や経年劣化で街着として快適に着こなすのは容易ではありません。その点、80〜90年代のL.L.BeanのA-2は、身幅に程よいゆとりがあり、中にスウェットやニットを着込める絶妙なシルエットを持っています。気兼ねなく羽織れる上質なレザージャケットとして、現代のワードローブに完璧にフィットするのです」
90年代リバイバルやオーセンティックなヘリテージスタイルが定着した現在、ブランドが培ってきた質実剛健なクラフトマンシップが、世代を超えて再評価されています。