なぜ『キム秘書』は2026年も韓ドラ最強なのか?その理由を徹底解説
物語の起点となるのは、大企業ユミョングループの副会長イ・ヨンジュン(パク・ソジュン)に、専属秘書キム・ミソ(パク・ミニョン)が突如突きつけた「退職願」です。容姿端麗・頭脳明晰でありながら極度のナルシストであるヨンジュンにとって、自分の手足となり完璧にサポートしてくれたミソの存在は空気のように当たり前のものでした。9年間にわたって家族の借金返済と妹たちの学費のために私生活を犠牲にしてきたミソが、「これからは自分の人生を生きたい」と告げた瞬間から、二人のパワーバランスは完全に逆転します。
慌てたヨンジュンは、親友でありグループ傘下企業の社長でもあるパク・ユシク(カン・ギヨン)に恋愛相談を持ちかけ、あの手この手で引き留め工作を展開。「自分が結婚してやるから会社に残れ」という突拍子もないプロポーズから始まり、遊園地の貸し切りやサプライズイベントなど、不器用ながらも全力のアプローチを仕掛けていきます。
しかし、物語はコミカルなオフィスラブにとどまりません。ヨンジュンとミソの間には、幼少期に起きた「ある凄惨な誘拐事件」の記憶が共通のトラウマとして横たわっていました。ヨンジュンの兄で人気覆面作家のイ・ソンヨン(イ・テファン)を交えた三角関係と、記憶のすり替えを巡るミステリー要素が、視聴者を物語の深層へと引き込みます。