なぜ落ちない?浴室の床掃除、プロが教える黒ずみ・白汚れの劇的リセット術
SNSや口コミサイトでは「オキシ漬けで床が真っ白になった」「激落ちくんでこすったらツヤが消えた」といったトラブル報告が後を絶ちません。特にTOTOの「ほっカラリ床」やLIXILの「キレイサーモフロア」をはじめとするクッション性・断熱性の高い床材は、清掃時に細心の注意を払う必要があります。
現場検証において最も重視すべきほっカラリ床掃除の注意点は、表面に施された親水性コーティング層を守ることです。メラミンスポンジや金属タワシ、硬いデッキブラシを使用すると、微細な傷が無数につき、その傷口にカビの胞子や皮脂が入り込んでかえって汚れやすくなる「負のスパイラル」に陥ります。
また、強酸性や強アルカリ性の業務用洗剤を長時間の放置(3時間以上)で使用すると、樹脂層が変色したり、床材と下地を繋ぐシーリング材(コーキング)が劣化して雨漏りや下地腐食を招く恐れがあります。つけ置き洗浄を行う場合でも最長2時間程度にとどめ、最後は必ず大量の水で薬剤を完全に洗い流すことが鉄則です。
ネット上の誤情報として「お風呂の床には熱湯をかければカビが死滅する」という説がありますが、60℃以上の熱湯を樹脂床にかけると熱変形や膨れの原因になるため絶対に避けてください。カビの死滅温度は50℃前後で十分であり、やけどや素材破損のリスクを避けるためにも給湯器の設定温度は50℃以下を維持しましょう。