なぜ緑と黄色?ブラジル国旗の由来と27個の星に隠された衝撃の真相
現在の国旗デザインが誕生した決定的な契機は、1889年11月15日のブラジル共和国宣言です。軍部を率いたデオドロ・ダ・フォンセカ元帥が無血クーデターを起こし、長年続いた帝政に終止符を打ちました。
政体が変われば国旗も刷新するのが通例です。共和国樹立の直後、アメリカ合衆国の連邦制に強い憧れを抱いていた勢力により、星条旗をそのまま緑と黄色のストライプにしたような「ブラジル合衆国旗」がデザインされました。しかし、この米国模倣旗が掲げられたのはわずか4日間(11月15日〜11月19日)に過ぎませんでした。
「他国のデザインを真似ただけの旗では独立国の威厳が保てない」と判断した臨時政府首脳陣は、帝政時代から国民に愛されてきた緑地と黄色の菱形デザインを基盤に残しつつ、中央の帝国紋章を近代的な「天球儀」へと差し替える決断を下します。こうして1889年11月19日、独自性と伝統を融合させた現行の国旗が正式採用されました。