おでんのじゃがいもは下茹ですべき?濁り・煮崩れ防ぐプロの極意
おでんのじゃがいも調理において、下茹でを徹底すべきか簡略化すべきかは、目指す食卓のゴールと調理環境によって明確に分かれます。
別鍋での下茹でを徹底すべき人
- 出汁の透明感と品格を最重要視する人:関西風の薄色澄まし出汁や、上質な昆布・鰹節で引いた出汁の香りを濁りで損ないたくない場合。
- 翌日のおでんも楽しみたい人:一晩寝かせて味を深める計画がある場合、生のまま入れたじゃがいもは翌日に100%崩壊します。
- 男爵芋のホクホク感を味わいたい人:崩れやすい男爵を使用する場合、水からの精密な別茹でを行わない限り形を保つことは不可能です。
電子レンジ等の時短下ごしらえで済ませてよい人
- その日の1食で鍋を完全に食べ切る人:長時間の保温を行わず、温めてすぐに食べ終えるのであれば、レンジ下ごしらえのメークインで十分なクオリティに達します。
- 平日の夕食準備で調理時間を30分以内に抑えたい人:下茹での20分をレンジの4分に短縮することで、劇的なタイムパフォーマンス向上が得られます。
【警告】下茹で完全省略をおすすめできない理由
「皮をむいてそのまま鍋に投入する」完全省略は、一人暮らしの即席鍋などを除き、原則として推奨されません。濁った出汁は他の具材(はんぺんや卵、大根)の表面にもデンプンの膜を形成し、おでん全体の味のキレを奪ってしまうためです。