なぜ下膨れが絶世の美女なのか?平安美人の特徴とモテた真相
Q1:平安時代の女性の平均身長や体重はどのくらいだったのですか?
A1:出土した人骨などの人類学的調査によると、当時の成人女性の平均身長は約145cm〜148cm程度でした。体重については記録がありませんが、十二単(重さ約10kg〜20kg)を身にまとい、引きずりながら日常動作を行う必要があったため、華奢に見えても体幹がしっかりとした、筋肉量と皮下脂肪を兼ね備えたふくよかな体型であったと推測されています。
Q2:引眉やお歯黒は毎日やり直していたのですか?
A2:はい、身だしなみとして頻繁に手入れされていました。眉は毛抜きで完全に抜き去るか剃り落とし、毎朝「眉墨」を用いて額に描き直していました。お歯黒は、五倍子粉(ふしこ:タンニン)と鉄漿水(かねみず:酢酸鉄)を交互に塗ることで黒色色素を定着させますが、数日で色が落ちて黄ばんできてしまうため、2〜3日おきに塗り直すのが貴族女性の日課でした。
Q3:平安美人の象徴である黒髪は、どのくらいの長さがあったのですか?
A3:身分の高い貴族女性の場合、「自分の身長と同じか、それ以上(約150cm〜200cm超)」に伸ばすのが理想とされました。『源氏物語』や当時の日記文学でも、床にさらさらと長く引きずる黒髪の美しさが女性の最大の魅力として描かれています。洗髪は米のとぎ汁(ゆする水)を使い、一日がかりの一大行事として年に数回しか行われませんでした。