なぜ心揺さぶる?『威風堂々』の歌に秘められた歴史と歌詞の真実

なぜ心揺さぶる?『威風堂々』の歌に秘められた歴史と歌詞の真実とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

クラシック音楽の金字塔として知られる『威風堂々』(原題:Pomp and Circumstance Military Marches)は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーが1901年から1930年にかけて遺した全5曲(死後に補筆完成された第6番を含めると全6曲)の管弦楽用行進曲集です。中でも突出した知名度と人気を誇るのが第1番ニ長調作品39-1です。

曲名の「Pomp and Circumstance」という印象的なフレーズは、劇作家ウィリアム・シェイクスピアの代表的悲劇『オセロ』第3幕第3場の台詞「Pride, pomp, and circumstance of glorious war(名誉ある戦いの誇り、壮麗さ、そして儀礼)」から引用されました。日本ではこの語句を「威風堂々」と名訳したことで、重厚感と凛とした佇まいを持つ曲のイメージが確立されました。

1901年10月にリヴァプールで行われた初演では、中間部のあまりに甘美で雄大な旋律に聴衆が熱狂。オーケストラの演奏会としては異例となる2度のアンコールが巻き起こり、ロンドン初演でも会場全体がスタンディングオベーションに包まれる歴史的な大成功を収めました。

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