なぜ揺れが小さくても巨大津波が?アウターライズ地震の真相と脅威を徹底解説
2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災・M9.0)では、日本海溝沿いのプレート境界が大きく滑り、プレート内部にかかる張力が急激に高まりました。専門家の間では、日本海溝・千島海溝の外側において、M8クラスのアウターライズ地震が発生するポテンシャルが極めて高い状態が続いていると指摘されています。
内閣府の防災対策有識者会議がまとめたアウターライズ地震 被害想定によると、日本海溝沖のアウターライズでM8.2クラスの正断層型地震が発生した場合、東北や北海道の太平洋沿岸部には最大20メートルを超える津波が30〜40分程度で到達すると試算されています。東日本大震災の復興堤防(10〜14メートル級)を軽々と越流する危険性を含んでいます。
さらに警戒が必要なのは南海トラフ アウターライズの連動です。南海トラフ巨大地震が発生した直後、あるいは数十年以内に、フィリピン海プレート側でアウターライズ地震が続発するシナリオは過去の地球科学史からも否定できません。広範囲にわたる巨大複合災害への備えが求められています。