なぜ玉置神社は「呼ばれる人しか行けない」のか?拒絶サインの真相を徹底解説
玉置神社を検索すると関連語句に浮上する「怖い」というキーワード。この玉置神社 怖い噂の真相を紐解く鍵は、社殿を取り巻く神仏習合の濃密な歴史と、圧倒的な原生林の景観にあります。
神社でありながら、授与所で頒布される玉置神社 悪魔退散お守りは全国的にも異例中の異例です。崇神天皇の御代に王城鎮護のために創建されたと伝わり、のちに修験道の開祖・役小角(役行者)や弘法大師空海も修行したと伝承される同社では、単なる厄除けを超えた「魔を調伏・退散させる」実修が連綿と行われてきました。この「悪魔」とはオカルト的な怪異のみを指すのではなく、人の心に巣食う邪念や慢心、人生を破滅へ導く悪因縁を断ち切る厳しい教義を意味しています。生半可な気持ちで足を踏み入れてはならないという緊張感が、「怖い神社」という風評に転じたといえます。
その厳格な空気の象徴が、社殿の裏手に位置する玉石社です。本殿に先んじて崇拝されてきたとされるこの場所には社殿がなく、地表に露出した丸い漆黒の巨岩(玉石)そのものが御神体として祀られています。古代の磐座(いわくら)信仰を今に伝えるこの空間は、人工的な華美さが一切削ぎ落とされ、訪れる者に沈黙を強いるような重厚な威厳を放ちます。
さらに、境内を覆い尽くす巨樹群の中でも、樹齢3000年を誇るとされる神代杉の威容は圧巻です。幹周り8メートルを超える巨躯は、幾度の落雷や暴風雨を耐え抜いた傷跡を刻み込みながら、見る者を圧倒します。神仏の厳罰を恐れる畏敬の念が、現代人にとって「恐ろしさ」として知覚されるのも無理はありません。