ニシンのパイは本当にまずい?衝撃の味と酷評される3つの理由を徹底検証
ニシンのパイは本当にまずい?衝撃の味と酷評される3つの理由を徹底検証とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
なぜニシンの頭をわざわざパイ皮から突き出させて焼くのか。その噂の真相は、16世紀の英雄トム・バウコックの伝説にまで遡る。冬の大荒れの海へ命がけで漁に出た彼が、飢餓に苦しむ村人たちのために大漁の魚を持ち帰ったことを称え、パイの表面から魚が星空を見上げている(Stargazy)ように焼き上げたのが始まりとされている。
機能的な理由としては、焼成時に出る魚の脂や出汁をパイの内部に還元し、生地全体に旨味を吸わせるための仕掛けだった。しかし、魚の生焼きやグリルに親しんだ日本人にとって、焦げ目のついた魚頭が生地から直立する構図は異様以外の何物でもない。視覚的なショックが先行し、「見た目がグロテスク=味も悪いに違いない」という強固な先入観が形作られたのだ。