ノットからMphへの換算術|1ノットは何マイル?計算式と早見表

ノットからMphへの換算術|1ノットは何マイル?計算式と早見表について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

なぜ世界共通でメートル法(km/h)が普及しているにもかかわらず、ノットとmphという2つのマイル系単位が併存しているのでしょうか。その決定打は「基準とするマイルの定義そのものが異なる」という点にあります。

一般に「マイル」と呼ばれる単位には、以下の2種類が存在します。

  • 海里(Nautical Mile / NM):1海里 = 正確に1,852メートル(国際海里規格)。地球の緯度1分(1度の60分の1)の弧の長さを基準に設計された単位。
  • 法定陸マイル(Statute Mile / mi):1マイル = 正確に1,609.344メートル(5,280フィート)。古代ローマの歩幅単位(1,000歩=mille passus)を起源とし、16世紀の英国エリザベス1世時代に法制化された陸上単位。

ノットとは「1時間に1海里進む速度(1 NM/h)」を指し、mphは「1時間に1陸マイル進む速度(1 mi/h)」を指します。海里のほうが陸マイルよりも約242.656メートル長いため、当然ながら時速換算した際もノットのほうが高速になる仕組みです。

航海や航空の世界でkm/hやmphではなく「海里とノット」が国際標準(国際民間航空機関・ICAO規格、国際海事機関・IMO規格)として使われ続ける最大の理由は、海図・航空図との親和性にあります。海図上の緯度目盛り(1分角)をコンパスで測れば、そのまま「〇海里」という距離をダイレクトに把握できます。速度がノットで表示されていれば、「現在の船速なら緯度1度(60海里)を何時間で通過できるか」を暗算で極めて直感的に割り出せるため、航法計算上の安全性が飛躍的に高まるのです。

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