お釈迦様の誕生日4月8日に隠された真相と花祭りの驚くべき由来
お釈迦様が誕生した際、東西南北にそれぞれ7歩歩み、右手で天を、左手で地を指差して発したとされる言葉が「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」です。
一般社会やネットスラングでは「この世で自分だけが一番偉い」「傲慢で唯我独尊な態度」といった独善的・排他的なニュアンスで誤用されるケースが目立ちます。しかし、仏教学における本来の意味は正反対です。
ここでの「我」とは、ゴータマ・シッダールタ個人を指すのではなく、「人間として生きる命あるもの一人ひとり」を指しています。すなわち、「天の上にも天の下にも、すべての命はそれ自体が唯一無二の存在であり、他の誰にも代わることのできない尊厳を持っている」という、絶対的な生命讃歌であり個の尊厳の宣言なのです。
生まれてすぐに7歩歩いたという伝承も、仏教が説く「六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)」という迷いと苦しみの輪廻の世界を一歩踏み越え、第7歩目の境地である「解脱(さとり)」へと到達する存在であることを象徴的に表現しています。