横浜「雪ぐに」味噌ラーメンの行列理由と記帳・待ち時間を徹底取材
「らーめん雪ぐに」の最大の強みは、新潟県上越・妙高地域に根付くご当地ラーメンのアイデンティティを、現代最高峰の技術で洗練させている点にあります。店主の柴本雅行氏は、新潟妙高のレジェンド「食堂ミサ」で腕を磨いた確かな経歴の持ち主。2015年に横浜市泉区中田で創業し、2021年に現在の港南区丸山台(下永谷)へ移転拡大した後も、その人気は衰えるどころか熱狂的なファンを増やし続けています。
丼から立ち上る香りを嗅ぐだけで、一般的な味噌ラーメンとの違いは歴然です。最大の特徴は、スープの主役とも言える大量の炒め玉ねぎにあります。新潟県妙高市にある太田醸造の特注白味噌をベースに、ひき肉と玉ねぎを中華鍋で絶妙な火加減にて炒め煮にすることで、野菜本来の濃密な甘みと旨みがスープ全体へ溶け出します。そこにガツンと効かせたニンニクのパンチが加わり、甘みと刺激が絶妙なバランスで共存する至高の味わいが完成します。
スープを受け止める麺は、店内の製麺室で打たれる自家製の中太手もみ縮れ麺です。国産小麦の豊かな風味ともっちりとした強いコシ、手もみによる不規則な縮れが、とろみのある味噌スープと炒め玉ねぎをしっかりと持ち上げます。最後の一滴までスープを飲み干したくなるこの一体感こそが、駅から少し離れた住宅街に連日大行列を生み出す最大の理由です。