今いくよ・くるよの師匠は誰?島田洋之介・今喜多代との絆と秘話
今いくよ・くるよが芸人人生の第一歩を踏み出すにあたり、師と仰いだのが島田洋之介・今喜多代(しまだ ようのすけ・いま きたよ)です。洋之介の飄々としたボケと、喜多代の小気味よく鋭いツッコミによる夫婦漫才は、1950年代から1970年代の上方演芸界を席巻し、数々の賞を獲得した昭和の最高峰でした。
当時の一門において、男性の弟子は夫である島田洋之介の苗字を取り「島田」を名乗るのが通例でした。しかし、いくよ・くるよの2人は妻である今喜多代の亭号を受け継ぎ、「今」の芸名を授かります。これには「女性漫才師としてのプライドと品格を、喜多代の直系として受け継いでほしい」という師匠側の強い期待と願いが込められていました。
喜多代師匠は、単に舞台上のテクニックを教えるだけでなく、「女性が芸の世界で自立して生きていくための覚悟」を一から叩き込みました。師匠夫婦が築いた盤石の看板と温かい庇護があったからこそ、彼女たちは後に吉本興業を代表する看板芸人へと成長を遂げることができたのです。