パスポート用ウエストポーチは必要か?服の下に隠す防犯と2026年最新対策
2026年現在の海外旅行において、物理的なスリと同じかそれ以上に警戒すべき脅威が、電波を利用して個人情報を非接触で盗み出す「デジタルスキミング犯罪」です。
現在発行されている日本のパスポートには、顔写真や氏名、国籍、生年月日などの生体情報(バイオメトリクス)を記録したICチップが内蔵されています。また、主要なクレジットカードにも非接触決済(タッチ決済)機能が標準装備されています。犯罪グループは小型のスキマー(電波読み取り機)を満員電車や人混みの中で標的のバッグや衣服に数センチの距離まで近づけ、接触することなく無線通信(RFID)を通じてカード番号や有効期限、個人識別情報を一瞬で傍受する手口を多用しています。
この電子的な抜き取りを防ぐ唯一の物理的防壁が、電磁波を遮断する特殊フィルムや金属繊維を織り込んだ「RFIDスキミング防止機能」です。通常の布製ポーチやビニールケースでは高周波の無線信号を完全に透過してしまうため、デジタルスリに対して無防備な状態となります。これからパスポートケースやセキュリティポーチを新調する場合、RFID磁気遮断性能の有無は妥協してはならない必須チェック項目です。