プロ直伝!ベンチの描き方マスター講座:構造パースと質感表現
ベンチを正確に描く第一歩は、いきなり細部を描き始めないことだ。まずは直方体の「箱」として捉える意識が欠かせない。座面の高さは地上からおよそ40〜45cm、奥行きは40cm前後という人間の体格に合わせた基本スケールが存在する。この寸法比率を無視してしまうと、キャラクターを座らせた際に脚が浮いたり沈んだりといった違和感が生じてしまう。
空間に正確に配置するためには、アイレベル(目線の高さ)と消失点を意識した透視図法・パースの活用が必須だ。2点透視や3点透視を用いて基準となる箱を描き、その中に座面と背もたれの傾斜を収めていく。特に背もたれは垂直ではなく、10〜15度ほど後ろへ傾いている点を見落としてはならない。座板の隙間や脚の接地面も、パース線に沿って正確に組み立てることで、地に足のついた安定感が生まれる。