起立性調節障害の中学生は怠けではない!朝起きられない原因と治し方
Q1:夕方や夜になるとスマホを触って元気そうに見えるのは本当に病気ですか?
A1:はい、典型的な起立性調節障害の症状です。生体リズムの遅延により、健常者では活動が低下する夕方から夜にかけてようやく交感神経が働き始め、脳血流が安定します。日中の体調不良をサボるための演技ではありませんので、夜に元気だからといって責めるのは逆効果です。
Q2:学校に診断書を出しても「怠け」として扱われ、理解が得られない時はどうすればいいですか?
A2:担任教諭個人に依存せず、養護教諭(保健室)やスクールカウンセラー、教頭・校長を交えた組織的な相談に切り替えてください。日本小児心身医学会が発行している教員向けのガイドライン資料を印刷して手渡し、客観的な医学データをもとに「自律神経の血流障害である」事実を学校全体で共有してもらうアプローチが有効です。
Q3:完治までにどのくらいの期間がかかりますか?一生治らない病気でしょうか?
A3:一生治らない病気ではありません。多くの生徒は、身体の成長が完了し自律神経系が成熟する高校後半から成人期にかけて自然と寛解していきます。ただし、回復には年単位の時間を要することが多く、軽症で1年程度、重症例では2〜3年以上かかるケースも珍しくありません。焦らず年単位で見守る姿勢が大切です。
Q4:高校受験で中学校の内申点(調査書)が足りない場合、進学先はどう選べば良いですか?
A4:全日制普通科にこだわらず、調査書の出席日数を不問とする私立高校のオープン入試や、昼間定時制高校、通信制高校を積極的に検討してください。近年は通信制高校でも大学進学実績の高い学校や専門スキルを学べる学校が多数存在しており、体調に合わせて無理なく高卒資格と進路を獲得できる環境が整っています。